防災グッズ

災害時の備蓄品リスト!食料と水と何が必要?日常備蓄とは?

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災害備蓄品 リスト 日常備蓄

災害発生時の備蓄品は、避難生活を支える重要な役割を果たします。

常日頃から、住んでいる地域で災害が発生した時のことを想定して備えておくことが大切ですが、「何を備えておけば良いのか分からない。」、「水と食料はどれくらい備蓄しておけば良いの。」といった疑問を持っている人が少なくありません。

また、「使うかどうか分からない物を備えるのは無駄な気がするし、そんな余裕もない。」と言う人もいます。

この記事では、災害の規模の応じた災害備蓄品のリストと、無理なく備蓄を進めるための日常備蓄という考え方について紹介します。

防災グッズの種類と、この記事で紹介する災害発生時の備蓄品について

防災グッズは、状況に応じて4種類を準備するのが基本です。

  1. 緊急時用グッズ:避難までに使用する防災グッズ(メガネ、スリッパ、手袋など)
  2. 非常用持ち出し袋:避難時に持ち出す防災グッズ
  3. 備蓄品(被災後3日間用):行政の支援が本格化するまでの避難生活で使用する防災グッズ
  4. 備蓄品(大規模災害用):大規模災害などで行政の支援が遅れる場合に使用する防災グッズ

引用:防災ノート

この記事で紹介している災害備蓄品は、「3.備蓄品(被災後3日間用)」と「4.備蓄品(大規模災害用)」です。

通常、行政は、災害発生から3日間(72時間)は救助活動を中心に活動し、3日間(72時間)経過後から避難者への支援を本格化させます。

支援が本格化するまでの3日間を乗り切るだけの備えが、「3.備蓄品(被災後3日間用)」です。

一方で、大規模災害が発生し、被災後3日間以降も行政から十分な支援が受けられないことを想定して準備するのが「4.備蓄品(大規模災害用)」です。

備蓄品(大規模災害用)の必要性について

2013年5月、内閣府の中央防災会議、防災対策推進検討会議、南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループは、「南海トラフ巨大地震対策について(最終報告)」という報告を行い、南海トラフ巨大地震対策の基本的方向の一つとして、以下のような記載を盛り込んでいます。

被災地域では、発災直後は特に行政からの支援の手が行き届かないことから、まず地域で自活するという備えが必要であり、食料や飲料水、乾電池、携帯電話の電池充電器、カセットコンロ、簡易トイレ等の家庭備蓄を 1週間分以上確保するなどの細かい具体的な対応を推進する必要がある。さらに、災害時要援護者の対応も避難者同士で助け合うなど、地域で自ら対応することへの理解が必要である。

引用:南海トラフ巨大地震対策について(最終報告)

南海トラフ巨大地震の他、首都直下型地震なども近い将来に発生すると予想されており、備蓄品(大規模災害用)の必要性は高まっていると言えます。

災害発生時の備蓄品リスト

備蓄品について、備蓄品(被災後3日間用)と、備蓄品(大規模災害用)に分けて見ていきます。

備蓄品(被災後3日間用)

行政の支援が本格化するまでの3日間(72時間)を乗り切るための備えです。

  • 水・食料
  • 下着の着替え
  • 折り畳み式水タンク
  • 日用品
  • 衛生グッズ
  • 携帯式トイレ
  • キャリーケース

水・食料

水は、一人あたり6l(1日2l×3日)準備しておきます。

1lや2lのペットボトルだと衛生面が気になるので、500mlのペットボトルをそろえておきましょう。

500mlばかりだとかさばる場合は、500mlを4本と2lを1本というように分けても問題ありません。

食料は、乾パン、缶詰、発熱剤付の非常食などを3日分準備します。

緊急避難時に持ち出す非常用持ち出し袋に水・食料を入れている場合は、合わせて3日分で足ります。

詰め込み過ぎると持ち運びの負担が大きくなるので注意してください。

下着の着替え

下着(パンツ、シャツ、靴下)は2着ずつ準備しておきます。

避難時に着ている下着と合わせて3着あれば、着用中、洗濯中、着替え用と余裕を持って着まわすことができます。

衣類圧縮袋に入れておくと、かさばらずに済みます。

寒い時期に被災することを想定し、タイツやスパッツ、ステテコなども入れておくと安心です。

折り畳み式水タンク

避難所生活では、給水車や貯水槽からもらった水を貯めておく容器が必要になります。

空になったペットボトルでは容量が少ないですし、ポリタンクはかさばって持ち出しにくいので、折り畳み式の水タンクを準備しておきましょう。

日用品

3日間(72時間)は短いようで長いので、なるべくストレスや不便さを感じずに済むよう、可能な範囲で日用品を備えておくことが大切になります。

被災経験のある方からお聞きした「避難生活であって助かった、なくて困った日用品」は、以下のとおりです。

  • トイレットペーパー
  • 紙の食器
  • 歯磨き
  • ハサミ
  • ラップ
  • 荷造りひも
  • 万能ナイフ
  • アイマスク(防光用)
  • イヤホン(防音用)
  • 使い捨てカイロ
  • 帽子

衛生グッズ

避難生活が長引くほど、衛生面の管理が大切になります。

特に、赤ちゃんや小さい子供と一緒に避難生活を送る場合、衛生グッズの備えは欠かせません。

被災経験のある人からお聞きした「避難生活であって助かった、なくて困った衛生グッズ」は、以下のとおりです。

  • 除菌スプレー
  • ドライシャンプー
  • 噛む歯磨き
  • ウェットティッシュ
  • おしりナップ
  • レジ袋(ビニール袋・ゴミ袋)

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携帯式トイレ

避難所のトイレや仮設トイレは多くの人が利用するため、衛生面の問題が発生することが少なくありません。

また、避難所によっては十分なトイレが確保できないところもあります。

そのため、携帯式トイレ(非常用トイレ)を3日分は準備しておきましょう。

避難グッズ(非常用持ち出し袋)に入っている分と合計して3日分で足ります。

大人の場合の目安は21回分(1日7回×3日=21回)です。

キャリーケース

備蓄品(被災後3日間用)は、キャリーケースに入れておきます。

ボストンバッグやショルダーバッグで代用することもできますが、3日分の避難後グッズを家族分準備するとかなりの量になるので、事前に持ち運べるかどうかの確認が必要です。

なお、非常用持ち出し袋と備蓄品(被災後3日間用)は別々のカバンに入れますが、どちらもリュックサックに入れてしまうと持ち運びが大変なので、カバンの種類は分けるようにしてください。

備蓄品(大規模災害用)

大規模な災害で深刻な被害が発生し、行政の支援が被災後3日間経過後も本格化しないことを想定して準備するのが、備蓄品(大規模災害用)です。

「大規模な災害で深刻な被害」というのは、阪神・淡路大震災や東日本大震災とそれに伴う大規模な被害をイメージすると分かりやすいでしょう。

行政の十分な支援が受けられない状況下で、1週間以上生活できるだけの備蓄をすることが望ましいとされていますが、一般の家庭で1週間以上の備蓄品を入れておくスペースを確保するのは困難ですし、経済的に厳しいという家庭も少なくありません。

生活を圧迫するような無理はせず、できるだけ多く備蓄することを心がけておくようにしましょう。

備蓄品(大規模災害用)としては、以下のような物が挙げられます。

  • 水と食料(非常食と日常食、米)
  • 携帯式トイレ
  • 非常用発電機
  • カセットコンロ
  • LEDランタン(マッチとろうそく)
  • アルミブランケット
  • 荷造りひも(布製ガムテープ)
  • ブルーシート
  • 手動発電ラジオ
  • 手動発電ライト
  • ドライシャンプー
  • 消臭剤
  • 生理用品
  • トイレットペーパー
  • 紙の食器
  • 歯磨き
  • ハサミ
  • ラップ
  • 万能ナイフ
  • 使い捨てカイロ
  • ドライシャンプー
  • 噛む歯磨き
  • ウェットティッシュ
  • おしりナップ
  • レジ袋(ビニール袋・ゴミ袋)

家族の人数や構成、普段の生活などを踏まえて、必要な物を準備しておきましょう。

「日常備蓄(ローリングストック)」という防災

日常備蓄(ローリングストック)とは、災害に巻き込まれた時に備えて、普段から家庭で使う物を少し多めに購入しておくという備蓄の方法です。

少し前まで、災害備蓄品は、非常食や保存用の水など、普段は使わない物を被災時に備えて準備しておくことだと認識されており、実際に、販売されている災害備蓄品もそうした商品ばかりがラインナップされていました。

そのため、「使うかどうか分からない物を買うのはもったいない。」と考えて準備しなかったり、定期的に中身を確認して入れ替えたりするのが面倒くさくて途中で諦めたりする人が少なくありませんでした。

一方で、日常備蓄は、①普段から家庭で使う物を少し多めに購入、②日常生活の中で使う、③備蓄がなくなる前に少し多めに購入というサイクルを繰り返して食料品や生活必需品を備蓄します。

購入した物を使うので「もったいない」という感覚は生まれませんし、備蓄品の管理や入替えも不要なので、無理なく続けることができます。

ただし、日常備蓄はあくまで食料品や生活必需品などが中心です。

「日常備蓄さえ心がけていれば問題ない。」とは考えず、「普段は使わないけれど、被災時には命を守るために必要な物」は備えておきましょう。

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