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国土地理院の防災アプリ大賞とは?受賞した防災アプリの特徴は?

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防災アプリ大賞

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防災アプリはダウンロードしていますか?

防災アプリを実際に使ってみたことはありますか?

おすすめの防災アプリはどれですか?

近年、防災意識の高まりとスマートフォン普及の影響を受けて、災害時などに役立つアプリ(=防災アプリ)の開発が過熱しています。

そんな中、国土地理院などが防災アプリケーションを公募し、優れたアプリに防災アプリ大賞や防災アプリ賞を授与する取り組みを始めています。

この記事では、防災アプリケーションの公募の概要と、平成28年度と平成27年度に防災アプリ大賞や防災アプリ賞を受賞した防災アプリについて紹介します。

「防災アプリケーションの公募」の取組みとは

防災アプリケーションの公募の取組みとは、国土地理院と水道理・国土保全局が、内閣府と協力して取り組む、災害時などに役立つアプリの公募です。

防災アプリケーションの公募は、平成26年度から始まった取組みで、目的は以下のとおりです。

国等で保有する防災に役立つ地理空間情報をオープンデータ化の一環として広く一般に提供し、有用な防災アプリ開発を促進することで、主体的な避難等に役立てるなど、防災力向上に役立てることを目的としています。

引用:防災アプリケーションの公募の取組|国土地理院

公募のテーマは、近年の災害の発生状況などを踏まえて毎年異なるものが設定されています。

賞についても、部門ごとに防災アプリ賞を選ぶ年度もあれば、防災アプリ大賞と防災アプリ賞を選ぶ年度もあり、バラバラです。

防災アプリ大賞を受賞した防災アプリは、国土地理院のホームページで公表され、国土交通省1階展示コーナーなどで展示されるため、認知度を高めて利用者数を増やす効果が見込めます。

平成28年度の防災アプリ大賞

平成28年度は、「時系列の浸水想定情報等を活用した洪水ハザードマップをテーマとする防災アプリ」が公募され、防災アプリ大賞が1つ、防災アプリ賞が4つ選ばれました。

この記事では、防災アプリ大賞を受賞した「ハザードチェッカー」について紹介します。

防災アプリ大賞:ハザードチェッカー

ハザードチェッカーとは、現在地を含む特定の地点が「今、危険かどうか」について、位置情報、危険箇所図、気象庁防災情報に基づいて判定結果を表示するシステムです。

兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科の有馬研究室によって開発されています。

ハザードチェッカーの特徴

ハザードチェッカーは、日本全国の特定の地点について、以下の情報を一画面に表示します。

  • ハザードマップ(洪水、津波、土砂災害で切り替えられる)
  • 標高
  • 自然災害による危険の有無(記号、警戒色)
  • 気象庁からの気象災害情報(記号、警戒色)
  • 管轄する自治体の防災関連ホームページ
  • 最寄りの避難施設

日本語以外に英語と中国語にも対応していますし、自然災害による危険の有無と気象災害情報については、文字と一緒に記号や警戒色も表示されるため、外国人でもすぐに理解しやすくなっています。

避難施設については、災害の種類によって◯(避難してもよい)と✕(避難してはいけない)が表示されるので、災害の種類によって安全な避難施設を洗濯することができます。

アプリというと、「AppleStore」や「GooglePlay」でダウンロードする必要があるものが大半ですが、ハザードチェッカーはサイトにアクセスすればすぐ利用することができます。

ハザードチェッカーの使い方

  1. Googleで「ハザードチェッカー」と検索
  2. ハザードチェッカーのサイトへアクセスする
  3. 使用する言語を決める
  4. 現在地を調べたい場合は、GPS機能をオンにして、「今ここ危険?」ボタンをプッシュ
  5. 特定地点を調べたい場合は、住所を入力するか、画面上の地図を動かして場所を特定し、「今そこ危険?」ボタンをプッシュ
  6. 判定結果が表示される

平成27年度の防災アプリ賞

平成27年度は、「「避難誘導支援」と「リスクコミュニケーション」の2つのテーマの防災アプリ」が公募され、テーマごとに防災アプリ賞が各1つ、入選が各2つ選ばれました。

この記事では、防災アプリ賞に選ばれた「goo防災アプリ」と「ARハザードスコープ鎌倉市版」について紹介します。

goo防災アプリ(避難誘導支援部門の防災アプリ賞受賞)

goo防災アプリとは、気象災害発生などに関するプッシュ通知機能、全国の防災マップ、安否確認機能など、防災関連のコンテンツが詰まった総合的な防災アプリです。

NTTレゾナント株式会社が開発しています。

goo防災アプリの特徴

goo防災アプリの特徴は、防災関連のコンテンツが1つのアプリの中に豊富に詰め込まれていることです。

主なコンテンツは、以下のとおりです。

  • 安否情報の配信:J-anpiへの安否登録・安否確認
  • 天気や気象情報の通知:気象警報・注意報、地震、台風、火山噴火などのプッシュ通知
  • 防災関連情報:ニュース、Q&A、応急救助・救急救助など
  • 標高:避難経路の標高を表示、標高ごとに避難場所を表示
  • 地図・避難経路の表示:オフラインでも利用可能

アプリの操作性やレスポンスのクオリティも、受賞の理由に挙げられています。

また、アプリの情報を確認しながら避難誘導したり、地図や避難経路がオフラインで利用できたりすることも特徴と言えます。

goo防災アプリの使い方

Android版はGoogle Playから、iOS版はApp Storeでダウンロードします。

  • Android:4.0.3 以上  
  • iOS:iOS 7.0 以降のiPhone、iPad、iPod touch

ARハザードスコープ鎌倉市版(リスクコミュニケーション部門の防災アプリ賞受賞)

ARハザードスコープ鎌倉市版とは、防災地理情報をスマートフォンの画面に投影する防災アプリです。

株式会社キャドセンターが開発した防災アプリです。

ARとは、人が五感で感じる現実をコンピューターによって拡張する技術や、コンピュータによって拡張された現実自体のことです。

英語表記の「Augmented Reality」の略語で、日本語では拡張現実と翻訳されます。

ARハザードスコープ鎌倉市版の特徴

ARハザードスコープ鎌倉市版の大きな特徴は、AR技術を駆使して災害の危険性を実感を持って受け止めることができることです。

例えば、カメラを通してスマートフォンに表示される実写画面に、浸水高を示す水のCGを合成したり、高さなどの数値を表示したりすることで、実際にどのくらいの高さまで洪水や津波が押し寄せてくるのか一目で分かります。

また、地図上やARビュー(実写画面にCGなどを合成したもの)上に、アイコンなどで防災情報を表示してくれますし、避難場所をはじめとする防災に関する場所については、名称や現在地からの距離といった詳細情報が表示されます。

被害想定情報については、地震の震度、地面の液状化の危険度、土砂災害情報については、ポップアップでメッセージが表示されるので、見逃す心配がありません。

ARハザードスコープの使い方

iOS版がApp Storeでダウンロードします。

Android版は、現時点ではありません。

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  • iOS:iOS 5.1.1 以降のiPhone、iPad

なお、平成27年度の防災アプリ賞を受賞したのは鎌倉市版ですが、東京23区版(Lite版)などもダウンロードできるようになっています。

参考:防災アプリケーションの公募の取組|国土地理院

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