災害を知って、備えて、生き抜く!

防災グッズのリスト!本当に必要なものだけ選んだ最低限の中身は?

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災害発生時に備えて、防災グッズのセットは準備していますか?

準備済みの場合、どのような災害を想定し、どのような防災グッズを備えていますか?

準備中の場合、どのような災害を想定して、どのような防災グッズを備えておこうと思っていますか?

防災グッズのセットは、災害発生時に自分や家族の命を守るとともに、被災後の当面の生活の支えとなるものであり、家族構成や住んでいる地域などを考慮し、あらかじめ必要な物を準備しておくことが大切です。

また、「できるだけ多く準備しておきたい。」と思うかもしれませんが、持ち出せる量には限りがあるため、優先順位をつけて、本当に必要な防災グッズを厳選することも欠かせません。

この記事では、災害時に必要な最低限の防災グッズ4種類と、100均で揃えることの問題性について解説します。

目次

防災で準備するのは「防災グッズ」か「防災セット」か?

防災グッズとは、将来発生する災害のために備えておく物のことです。

また、防災セットとは、防災グッズをまとめたセットのことです。

防災グッズは、備蓄品、防災用品、防災備蓄用品、災害備蓄用品、災害備蓄品とも呼ばれますが、防災ノートでは「防災グッズ」で統一しています。

また、防災グッズのセットを緊急時用グッズ、非常用持ち出し袋、備蓄品(被災後3日間用)、備蓄品(大規模災害用)と分類しています。

防災グッズを選ぶ基準

冒頭でも書きましたが、防災グッズは「災害発生時に自分や家族の命を守るとともに、避難生活の支えとなるもの」です。

まず、災害発生時に自分や家族の命を守るための防災グッズを選び、それから、避難する時や避難生活で必要な防災グッズを選ぶのが基本です。

防災グッズを選ぶ時の優先順位の付け方は、以下のとおりです。

  • 自分や家族の命を守るために必要
  • 避難時に必要
  • 被災後の自宅や避難所での生活に必要
  • 避難生活が長引く場合に必要

自分や家族の命を守るために必要

まず、水や食料は生命維持に欠かせない物であり、どの家庭でも必ず準備しておく必要があります。

ヘルメット、マスク、懐中電灯、軍手、靴、救急セットも、避難時に身体を守るために欠かせません。

また、常用薬やメガネ(遠近用、老眼鏡など)など、個人的に日常生活に欠かせない物も忘れてはいけません。

避難時に必要

「1.自分や家族の命を守るために必要」な防災グッズに加えて、ハザードマップ、周辺地図(事前に避難場所をチェックしたもの)、貴重品、スマホ、充電器(電池式)、携帯ラジオ、筆記用具、簡易トイレ、防寒用品などが必要になります。

自宅や避難所での生活に必要

着替え、生活用品、睡眠用品、衛生用品、折り畳み式水タンク、台車など、生活するための物も、できる限り準備しておきたいものです。

原則として、自分と家族が、自宅や避難所で3日間生活することを想定して準備します。

避難生活が長引く場合に必要

通常、災害が発生した場合に、消防隊や自衛隊が避難者の支援を本格化させるのは、災害発生から72時間(3日間)経過後です。

しかし、未曽有の災害が発生した場合は、3日間経過しても本格的な支援が開始されず、当面の間は自力で乗り切らなければならない可能性があります。

例えば、南海トラフ巨大地震や首都直下型地震、大規模な火山噴火、自然災害に伴う原発事故が発生した場合などは、3日間で支援が開始されないことが想定されます。

避難生活が長期化することも念頭に置いて、一定量の水や非常食以外の食料、カセットコンロや発電機などを準備しておくことが大切になります。

防災グッズは4種類を準備する

防災グッズのセットは、状況に応じて4種類を準備するのが基本です。
  • 緊急時用グッズ
  • 非常用持ち出し袋
  • 備蓄品(被災後3日間用)
  • 備蓄品(大規模災害用)

防災グッズは手作りするのが基本

近年の防災ブームに乗じて、各メーカーが防災グッズや防災セットを開発して販売しています。

著者は、仕事柄、国内外の防災グッズセットを購入してチェックしますが、多くの商品が「どの家庭でもそれなりに使える」ラインナップになっています。

つまり、「不要な物が入っていたり、必要な物が入っていなかったりするが、不満はそれほどない」というレベルであり、ある家族にとって過不足のない防災セットはないのです。

利益を得るための商品なので大人数に受け入れられるように作るのは仕方のないことですが、市販の防災セットを購入して備えておくだけでは、災害発生時に必要な物が入っていなくて困ってしまうおそれがあります。

そのため、防災グッズを購入した場合は、必ず家族で中身を確認し、不要な物を取り除くとともに足りない物を追加して、「手作り」にしておかなければなりません。

前置きが長くなりましたが、以下、各防災グッズのセットについて、詳しく解説していきます。

緊急時用グッズ(防災ポーチ)

災害は、就寝時、入浴時、飲酒時、外出時などいつ発生するか分かりませんし、避難準備ができるまで待ってもくれません。

防災グッズのセットでまず準備したいのは、災害発生直後にまず必要になる防災グッズを詰め込んだ緊急時用グッズ(防災ポーチ)です。

最低限の防災グッズリスト:緊急時用グッズ(防災ポーチ)

  • 懐中電灯(スマホ)
  • 手袋
  • 折り畳み式スリッパ
  • ホイッスル
  • 救急セット
  • メガネ、常用薬など
  • 携帯用ポーチ

緊急時用グッズは、災害発生時に迷わず手を伸ばせるように、常に手の届く範囲に置いておくことが大切です。

就寝時は枕元、入浴時は防水ケースに入れて浴槽の近く、外出時はカバンの中など置く場所を決めておきましょう。

懐中電灯(スマホ)

夜中に災害が発生して住んでいる地域が停電した場合、辺りは一瞬で真っ暗闇になります。

下手に動き回ると、周囲の人や物にぶつかったり転んだりして危険ですし、地震の場合は、床に物が散乱していて足を怪我する可能性もあります。

夜中に被災する可能性を考え、懐中電灯を準備しておいてください。

スマホでも代用できますが、置き忘れには十分注意する必要があります。

手袋

地震発生時には、食器や照明器具などが床に散乱し、家具や電化製品が倒れて通路を塞ぎ、出入り口が壊れて開かなくなるといった可能性があります。

そのため、安全に避難行動の邪魔になる物をどかし、出入り口を確保するために手袋が必要です。

また、手袋をはめていれば、誤って尖った物などに触れたとしても、小さいケガで済むこともあります。

工場や工事現場で使用する特殊繊維製の手袋が理想的ですが、なければ滑り止めがついた軍手を入れておきましょう。

折り畳み式スリッパ

地震発生時、物が散乱した床を安全に歩くために必要です。

特に、夜中に地震が発生して地域が停電した場合は、懐中電灯で進路を照らしていたとしても、床に散乱した物を踏んで怪我する可能性が高くなります。

足の裏を怪我すると歩行が困難になり、その後の避難行動に大きく影響してしまうので、折り畳み式スリッパは入れておきましょう。

万全を期すのであれば、中敷きも一緒に準備しておくと良いでしょう。

ホイッスル

自宅に閉じ込められた場合や、倒壊した家や家具に挟まれて身動きが取れなくなった場合に、助けを求めるために使用します。

「身動きが取れなくなったら、ホイッスルを取って吹くこともできない。」という不安がある場合は、ヒモを通して首にかけておくと万全です。

救急セット

緊急時用グッズに入れておきたいのは、最低限の応急処置に必要な絆創膏、包帯(三角巾)、ウェットティッシュなどです。

包帯や三角巾は、ねんざや骨折、出血など幅広いケガの処置に役立つので、一つは入れておきましょう。

メガネ、常用薬など

メガネや常用薬といった個人にとっての生活必需品の予備は、必ず緊急時用グッズに入れておいてください。

なお、普段はコンタクトレンズを使用している人でも、被災時には目に入れる時間も道具もないことが多いので、メガネを準備しておきましょう。

携帯用ポーチ

必要な緊急時用グッズが全て入り、手軽に持ち運べて、外出時には避難グッズの中に入るサイズを選びます。

入浴時に浴室へ持ち込めるよう、防水性のポーチを選んでください。

緊急時用グッズと防災ポーチ

防災ポーチとは、平時から常に持ち歩き、災害発生直後に身の安全を確保しつつ避難行動を開始するために必要な防災グッズをまとめたものです。

被災した場合を想定して最低限の防災グッズを常に持ち歩く「0次の備え」のための防災セットです。

引用:防災ノート

「防災ノート」では、緊急時用グッズと呼んでいる防災グッズのセットが、近年は「防災ポーチ」というカジュアルな名前で知られるようになり、「防災グッズを携帯する」という日常に溶け込んだ備えとして定着しつつあるのです。

ただし、カジュアルさを追求するあまり、「防災ポーチの中身は100円均一で揃う。」、「中身より備えることが大事」と紹介されることがあります。

確かに、防災ポーチに入れておく防災グッズは100円均一でも揃いますし、備えないより備える方が良いことは間違いありません。

しかし、防災ポーチに入れておく防災グッズは、災害発生時に自分や周りの人の命を守るためのものです。

手軽さや安さを重視しすぎず、「自分の命を100円均一の商品に預けられるか。」という観点から、ポーチに入れるグッズは慎重に選ぶ必要があると思います。

非常用持ち出し袋

自分や家族の安全を確保しながら避難するために必要な防災グッズをセットにして入れておくのが、非常用持ち出し袋です。

最低限の防災グッズリスト:非常用持ち出し袋

  • 水・非常食
  • ヘルメット
  • 雨具
  • 手袋
  • マスク
  • ヘッドライト
  • ハザードマップ・周辺地図
  • スマホ・モバイルバッテリー・充電器・充電池・携帯ラジオ
  • 救急セット
  • レジ袋(ビニール袋)
  • 下着
  • 携帯式トイレ
  • 身分証明書、緊急連絡先、貴重品
  • 緊急時用ポーチ
  • リュックサック

非常用持ち出し袋は、家族全員が出入りできて簡単に取り出せる場所に置いておきます。

例えば、玄関の靴箱の上やリビングなどです。

また、重すぎて持ち出せないと意味がないので、家族の誰でも無理なく持ち出せる重さにしておくことが大切です。

水・非常食

「水と非常食はたくさん準備しておきたい。」と考える人が多いでしょう。

しかし、水と非常食は、防災グッズの中でも特にかさばります。

最低限、水は500mlのペットボトル2本(ゼリー飲料も可)、非常食はカロリーメイト2箱(スニッカーズ、一本満足バーなども可)を準備し、それ以上は、他の防災グッズをすべて詰めてみて、重量に余裕がある場合に足すようにします。

なお、一般的な防災グッズに入っている非常食の中には、高齢者が噛んだり飲み込んだりするのが難しいものがあります。

そのため、高齢者用の防災グッズセットを準備する場合、高齢者が食べやすい物を入れておくことが大切です。

高齢者用の防災グッズのセットについては、別の記事で詳しく解説しています。

家族に高齢者がいる場合は、参考にしてください。

高齢者の防災グッズ!災害に備えるおすすめ防災セット一覧!

ヘルメット

地震発生時の落下物や強風や火山噴火による飛来物から頭を守るために必要です。

また、雨で頭が濡れるのを防ぐのにも役立ちます。

通常のヘルメットだとかさばるのがネックですが、防災用の折り畳み式ヘルメットも販売されています。

雨具

雨具は、雨に濡れて体調を崩すのを予防するために必要です。

雨に濡れると体温が一気に奪われてしまいますし、避難時は濡れた身体を拭いたり温めたりする機会が乏しいので、できるだけ濡れない努力をすることが大切になります。

ゴアテックス(防水・透湿に優れた素材)製の雨具が理想的ですが、安い商品でも数万円以上するので、コンビニで販売されているレインコートを人数分そろえておくことでも問題ありません。

ただし、安価なレインコートは、着続けていると身体が汗だくになり、そのまま過ごすと風邪をひく原因になってしまうので、屋根のある場所に到着したら脱ぐようにしましょう。

手袋

避難行動の障害になる物をどかしたり、ガラスの割れたドアなどを開け閉めしたりする時に、手を守るために使用します。

防寒用としても使用することができます。

工場や工事現場で使用する特殊繊維製の手袋が理想的ですが、滑り止めがついた軍手でも問題ありません。

マスク

避難所での感染症を予防や、被災地の粉塵対策として活躍します。

ヘッドライト

夜に災害が発生し、真っ暗な自宅内や避難所への道のりを移動する時や、避難所での生活で使用します。

避難時は、子供の手を引いたり障害物をどけたりする必要があるため、手持ちの懐中電灯よりも、手を使わずに使えるヘッドライトが便利です。

電池式の商品を選び、可能であれば充電池と充電器もそろえておきます。

防災ハザードマップ

防災ハザードマップとは、①自然災害による被害の範囲や程度と、②避難ルート、避難場所などを地図上に表したものです。

地域によっては、ハザードマップ(①の内容を地図上に表したもの)と防災マップ(②の内容を地図上に表したもの)を別々に作成しているところもあります。

入手しておくと、安全なルートや避難場所を確認しながら素早く移動することができます。

災害発生時は、インターネットが使用できなくなったり、スマホの充電がなくなったりする可能性があるので、「スマホで調べるから必要ない」とは考えずに、入手しておいてください。

スマホ・タブレット・モバイルバッテリー・乾電池式充電器・携帯ラジオ

近年、災害時のスマホの有用性が注目されています。

インターネットが使用できる状況であれば、スマホで情報収集できますし、家族との連絡手段としても使用できます。

しかし、スマホ(タブレット)は、バッテリーが長持ちしないという問題を抱えている機種が多く、モバイルバッテリー、乾電池式充電器、充電池の備えが欠かせません。

インターネットが使用できなくなる場合や、スマホの電池が切れた場合を想定して、携帯ラジオも準備しておく必要があります。

スマホの充電器については、別の記事で詳しく解説しています。

防災グッズにおすすめのスマホ充電器は?災害時に手回し充電器はだめ?

なお、スマホについては充電用機器を備えるとともに、スマホの節電方法を知っておくことも大切です。

スマホは設定や使い方を変えることでバッテリーの持ちが変動するため、電力消費が少ない設定や使い方を把握し、実践できるようにしておきましょう。

救急セット

大規模な災害が発生して多くの被害者が出た場合、骨折、火傷、風邪などでは十分な治療を受けることができず、自力で応急処置を行う必要に迫られることがあります。

緊急時用ポーチに入れる絆創膏、包帯(三角巾)、ウェットティッシュに加え、傷パッド、消毒液、風邪薬などを入れておきます。

レジ袋(ビニール袋)

レジ袋は、ごみを入れるという本来の使い方だけでなく、降雨時には地図や紙類を入れて濡れるのを防ぐこともできます。

また、防寒対策や火の粉を避けるために使用することも可能です。

下着

避難時は思うように暖がとれないため、雨でぬれた下着や服を着続けて体調を崩しがちです。

避難所到着後に下着だけでも着替えられるよう、1セットは準備しておいてください。

衣類圧縮袋に入れておくと、着替えた下着と交換できて便利です。

携帯式トイレ

地震などの災害によって、電気と上下水道のいずれか、もしくは両方が止まってしまい、避難所等のトイレが使用できなくなる可能性があります。

仮設トイレの設置は時間を要する場合があるため、衛生管理を考えて、携帯式トイレを準備しておきたいところです。

身分証明書、緊急連絡先、貴重品

避難時の身元確認や、家族と離れ離れになった時のことを想定し、身分証明書と家族の緊急連絡先一覧は準備しておいてください。

身分証明書については、被災時に持ち出すのを忘れないよう、あらかじめコピーをとって非常用持ち出し袋に入れておくと安心です。

一定額の現金や貴金属類などの貴重品もまとめて非常用持ち出し袋に入れておきましょう。

緊急時用グッズ

「1.緊急時用グッズ」も、非常用持ち出し袋に入れて持ち出します。

リュックサック

避難時は、進路をふさぐガレキや障害物をどけたり、子供の手を引いたりするため、両手が自由になるようにするのが基本です。

そのため、非常用持ち出し袋としては、背中に背負えるリュックサックが適しています。

準備段階では、8~9割程度の詰まり具合を意識し、実際に被災する時に持ち出したいと思った物を入れるスペースを残しておきましょう。

女性用品

市販の防災グッズのセットには、女性用品が入ってません。

生理用ナプキンなどは自ら準備して非常用持ち出し袋の中に入れておく必要があります。

男性は気づきにくいため、防災グッズのセットを作るときは家族で話し合いながら入れておく防災グッズを決めることが大切です。

女性用の防災グッズについては、別の記事で詳しく解説しています。

女性用の防災グッズは?災害に備える女性のための防災セット!

赤ちゃん用品・子ども用品

家族に赤ちゃんがいる場合、赤ちゃん用品も備えておかなければなりません。

オムツ、おしりナップ、哺乳瓶、粉ミルクなど女性用品以上にたくさんあり、他で代用できない物が多いため、忘れず備えておきましょう。

また、幼児期以降の子どもについても、年齢に応じた備えが必要です。

赤ちゃんや子どもの防災グッズについては、別の記事で詳しく解説しているため、家族に乳幼児がいる場合は確認しながら防災グッズを作ってください。

赤ちゃん・子供の防災グッズリスト一覧!防災セット以外の防災は?

備蓄品(被災後3日間用)

災害発生時に、避難者支援が本格化するまでの72時間(3日間)をできるだけ快適に過ごすために準備するのが備蓄品(被災後3日間用)です。

避難時に余裕がある時のみ持ち出し、余裕がない時は、無理に持ち出そうとせず避難を優先させてください。

最低限必要な防災グッズリスト:備蓄品(被災後3日間用)

  • 水・食料
  • 下着の着替え
  • 折り畳み式水タンク
  • 日用品
  • 衛生グッズ
  • 携帯式トイレ
  • キャリーケース

非常用持ち出し袋と同じ場所に置いておくと持ち出しやすいですが、かさばるようなら、高温にならないクローゼットなどにしまっておいても問題ありません。

水・食料

「2.非常用持ち出し袋」に入れた分と合わせて3日分の水と食料を準備します。

準備する水の量の目安は、6l/人(1日2l×3日=6l)、衛生面を考えて500mlのペットボトルで準備しておきます。

食料は、発熱剤付きの食事や缶詰を3日分準備します。

「なるべく多く持ち出したい。」と思うかもしれませんが、詰め込み過ぎると重くて持ち出せなってしまいます。

下着の着替え

衛生面を考え、下着は2着(避難時に着ている下着と合わせて3着)を準備します。

3着あれば、1着を着て、1着を洗濯し、1着を着替えとして準備しておくことができます。

かさばらないよう衣類圧縮袋に入れておきましょう。

折り畳み式水タンク

避難先で、給水車や貯水槽から水をもらう時に必要です。

ペットボトルやポリタンクはかさばるので、折り畳み式水タンクを準備しておきます。

高齢者や女子供のみで避難することが想定される場合は、タンクを乗せて移動するためのカートを準備しておくと良いでしょう。

日用品

日常生活であると便利な日用品については、家族で相談しながら準備しましょう。

被災経験のある方からは、トイレットペーパー、紙の食器、歯磨き、ハサミ、ラップ、荷造りひも、万能ナイフ、枕、アイマスク(防光用)、イヤホン(防音用)、使い捨てカイロ、帽子などがあると便利だったという話をお聞きします。

衛生グッズ

衛生面の問題は、避難所生活が長引くにつれて深刻になり、衛生グッズの重要性が高まっていきます。

被災経験のある人からは、除菌スプレー、ドライシャンプー、噛む歯磨きなどがあると便利だったという話をお聞きします。

携帯式トイレ

「2.非常用持ち出し袋」に入れた分と合わせて3日分準備しておきます。

目安は21回分(1日7回×3日=21回)です。

キャリーケース

3日分の水や食料、日用品などを家族分準備するとかなりの量になるので、まとめてキャリーケースに入れておきます。

単身者であれば、ボストンバッグやショルダーバッグでも問題ありません。

備蓄品については、別の記事で詳しく解説しています。

災害時の備蓄品リスト!食料と水と何が必要?日常備蓄とは?

備蓄品(大規模災害用)

備蓄品(大規模災害用)とは、東日本大震災のような大規模な災害によって深刻な被害が発生し、3日間を経過しても支援が本格化しない場合を想定して準備しておく防災グッズのセットです。

避難時に持ち出すことは想定しておらず、普段は高温にならないクローゼットなどにしまっておきます。

避難生活が長期化した場合に役立つ災害時備蓄品(被災時備蓄品)としては、1週間分以上の水と食料、携帯式トイレ、非常用発電機、カセットコンロ、「2.避難グッズ(非常用持ち出し袋)」や「3.避難後グッズ(被災後3日間用)」で挙げたグッズ(1週間分程度)などが挙げられます。

不要な防災グッズ

ここまで、緊急時用グッズ、非常時持ち出し袋、災害時備蓄品について、被災者の貴重な体験談を踏まえ、災害発生時に必要な防災グッズを厳選して紹介しました。

一方で、被災者からは「備えていたが災害発生時には使わなかった。」という防災グッズについてのご意見もいただいています。

防災グッズを備えておくには保管場所や費用などが必要になるため、災害時に実際に役立つ物を慎重に選ばなければなりません。

そのため、以下、不要な防災グッズについても触れておきます。

  • 懐中電灯・ラジオ(どちらか一つで良い)
  • 化粧品・基礎化粧品
  • テント
  • 紙皿・紙コップ
  • ティッシュペーパー(トイレットペーパーで代用可能)
  • タオル

引用:防災ノート

懐中電灯とラジオは、2つとも持ち出すとかさばるという理由から、一体型の商品を買うか、スマホで代用するかすると良いでしょう。

ただし、スマホで代用する場合、スマホの充電手段を十分に確保しておかなければなりません。

化粧品・基礎化粧品や紙皿・紙コップは、あれば使うがなくても困らないため、他に必要な物を備えておくべきという意見が多かったです。

幼い子どもがいる場合、防災グッズとしてテントを備えている家庭が少なくありません。

しかし、避難所へ移動するときには持ち運べず、自宅待機する場合は使用しないため、「備えてはいたが使わなかった。」という意見が多くなっています。

また、ティッシュペーパーはトイレットペーパーで、タオルは薄手の手ぬぐいで代用できるという意見がありました。

※防災ノートに寄せられた被災者のご意見に基づいて記載しており、全ての人に当てはまるとは限りません。

何を備え、何を除くかは、家庭の状況、家族構成、住んでいる地域や場所、発生が予想される災害などを考慮してご自身またはご家族で判断してください。

100均で防災グッズを揃えることの問題

近年、防災に関心を持つ人が増えるにつれ、防災に関する不適切な情報が出回ることも多くなっています。

その一つが「100均で防災グッズが揃う」というものです。

Yahoo!などの検索ボックスに「防災グッズ」と入力すると、共起語として「100均」が現れます。

また、実際に検索すると、「100均で防災グッズが揃う」、「防災グッズは100均で十分」などの記事が上位表示されます。

これは防災ノートを立ち上げた数年前にはなかった現象であり、それだけ防災が身近になったと考えることもできますが、手放しに喜ぶことはできません。

繰り返しになりますが、防災グッズは「災害発生時に自分や家族の命を守るとともに、被災後の当面の生活の支えとなるもの」です。

実際に被災すると分かりますが、避難時には防災グッズに命を預け、避難生活では防災グッズを拠り所にして過ごすことになります。

被災者にとっては物理的にも精神的にも大きな支えになるものなのです。

では、100均で揃えた防災グッズは、そうした支えとして機能するでしょうか。

機能面はもちろんですが、「防災グッズがあるから大丈夫」と安心することができるかというと、疑問が残ります。

日用品などは100均で揃えても問題はありませんが、避難時に使用する物などは値段よりも機能を重視して慎重に選ぶべきでしょう。

自分の目で見て、手で触れて、多少は値が張ったとしても「これなら自分や家族を守れそうだ。」と思う商品を選んで備えることが、大切だと考えます。

※この項目は、防災ノート運営委員会の個人的な見解であり、同意を求めるものではありません。

防災ノート運営委員会から

近年、地震や異常気象による災害などが原因で、多くの人が亡くなられています。

亡くなられた人のご冥福を心からお祈りするとともに、災害でご家族などを亡くされた人が、悲しみを乗り越えて健やかに穏やかに過ごされることも心からお祈りします。

「防災ノート」ができることは限られていますが、これから起こる災害による被害が少しでも少なくなるように、防災の知識や対策、防災グッズ、防災備蓄品、被災時対応などを紹介していきます。