防災の基礎知識

家族で防災!安否確認と連絡方法、避難場所と経路を決めておく!

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災害は、いつどこで発生するか分かりませんし、災害発生時に家族が一緒にいるとも限りません。

例えば、夫は職場、子どもは学校、自分は家にいるといった状況で大規模災害に巻き込まれることは、決して珍しいことではではありません。

この記事では、災害発生時に家族が別々の場所にいる場合を想定して、家族で話し合っておきたい内容について紹介します。

災害発生時に家族が別々の場所にいる場合を想定して、家族で話し合っておきたいこと

話し合っておきたい内容は、以下のとおりです。

  • まずは身の安全を確保すること
  • 家族と連絡をとる方法
  • 家族と合流する方法

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

まずは身の安全を確保すること

通常、家族がバラバラの状態で災害が発生した場合、すぐに家族と連絡をとって安否や居場所を確認し、家族と合流したいと思うでしょう。

しかし、災害発生時に何より大切なのは、自分の身の安全の確保です。

一刻も早く家族と合流したい気持ちは理解できますが、危険を顧みずに行動した結果、命を落としてしまうと悲しむのは家族です。

まずは冷静に状況を確認して適切な避難行動をとることを、家族で確認しておきましょう。

子どもに伝えておきたいこと

小さな子どもの場合、親と離れ離れの状態に耐え切れず、自宅に帰ろうとしたり、当てもなく探し回ったりすることがあります。

特に、小学生くらいの子どもは、ある程度一人で行動できるようになる一方で、状況を客観的に理解したり、後先考えて行動したりする力が未熟で、その場の感情に任せて行動しがちなので、注意が必要です。

学校の先生や周囲の大人の指示に従って集団で行動することなど、災害発生時の基本的な対応をしっかり言い聞かせておきましょう。

また、「親から連絡して必ず迎えに行くから、それまで大人しく待っておくこと。」を伝えておくことも大切です。

こうして、親が事前にやるべきことを伝えてあげることで、子どもは何かあっても親の言葉を思い出し、落ち着くことができるものです。

家族と連絡をとる方法

災害発生時の連絡方法として多くの人が思い浮かべるのが、「電話」です。

しかし、電話は、アクセスが回線数を上回ってパンク状態になりやすい上に、警察や消防の通信確保を優先する目的で通信事業者が通信規制をかけるため、極端につながりにくくなります。

インターネットの活用

一方で、近年、災害発生時の連絡方法として注目されているのが、インターネットです。

スマートフォンでインターネッを利用する場合、パケット通信方式(情報を細かく分割して伝送する方式)なので回線がパンクしにくいため、平時と同じように連絡をとることができることが多いのです。

特に、Twitter、LINE、Facebook、Skype、Yahoo!防災速報、goo防災アプリなどをインストールしておくと、家族との連絡、安否や位置情報の確認、避難場所や避難経路の共有などが簡単にできるので便利です。

インターネットが使えない場合もある

ただし、災害によって通信インフラが被害を受け、インターネットが利用できなくなることもあります。

例えば、無線基地が停電するとインターネットは利用できません。

大規模災害発生時に、契約中の通信キャリアに関わらず公衆無線LANを無料開放する00000JAPANという取り組みもありますが、全ての災害で解放されるわけではありません。

また、スマートフォンを持っていない子どもや高齢者の場合、そもそもインターネットを利用した連絡は不可能です。

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災害用伝言ダイヤル(171)の活用

災害用伝言ダイヤルとは、災害発生時に、被災地の通信が急激に増えてつながりにくくなった場合に利用できる利用できる伝言サービスです。

災害用伝言ダイヤルが利用できる電話番号は、携帯電話、被災地の加入電話、ひかり電話、ISDNなどです。

災害用伝言ダイヤルの使い方は、以下のとおりです。

伝言を録音(登録)する場合

  1. 171をダイヤルする
  2. 利用ガイダンスに従い、伝言の登録「1」を押す
  3. 被災地にいる人は、自分の電話番号、もしくは、被災地にいる相手の電話番号をダイヤルする(被災地以外にいる人は、被災地にいる人の電話番号をダイヤルする)
  4. 30秒以内で伝言を残す

伝言を再生(確認)する場合

  1. 171をダイヤルする
  2. 利用ガイダンスに従い、伝言の再生「2」を押す
  3. 被災地にいる人は、自分の電話番号、もしくは、被災地にいる相手の電話番号をダイヤルする(被災地以外にいる人は、被災地にいる人の電話番号をダイヤルする)
  4. 伝言を再生する

録音と再生のいずれも、被災地から利用する場合であっても市外局番からダイヤルする必要があります。

インターネットが利用できない場合は大切な安否確認手段になるので、使い方を家族で確認しておきましょう。

ただし、災害用伝言ダイヤルは、通常の電話と同じくつながりにくいことがあり、また、伝言を録音する件数にも限りがあります。

実際に利用した際に焦らずに済むよう、あらかじめ知っておいてください。

家族との合流する方法

家族と連絡がとれない場合でも確実に合流するためには、事前に家族で合流する場所を決めておく必要があります。

家族で決めておきたいのは、以下のとおりです。

  • 合流場所(避難場所)
  • 避難経路
  • 合流する具体的な時間と場所

合流場所(避難場所)

災害発生時に家族がバラバラの場所にいた場合に、合流する場所を決めておきます。

自宅から近い避難場所を合流場所にしておく家族が多いですが、子どもが遠方の学校に通っている場合などは、なるべく子どもが一人で移動する距離を短くしてあげることが大切です。

例えば、子どもの学校やその付近の避難場所を合流場所にすることが考えられます。

また、何らかの理由で合流場所にたどり着けなくなる場合を想定し、第2候補、第3候補くらいまで決めておくと安心です。

避難経路

あらかじめ避難経路を決めておくことで、近くにいれば合流場所につくまでに会えることがあります。

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また、家族と合流場所で合流できなかった場合でも、探す場所を限定することができます。

災害による被害の大きさによって避難経路が使えなくなる場合も想定し、第2候補、第3候補くらいまで決めておきましょう。

合流する具体的な場所と時間

避難場所には一斉に大勢の人がやってくるので、その中から家族を見つけ出すのはなかなか難しいものです。

そのため、あらかじめ避難場所を下見して、具体的な合流場所を決めておくことが大切です。

また、合流場所で24時間待ち続けることは不可能なので、合流する時間も具体的に決めておきます。

例えば、「◯◯避難所の時計台の下で、毎日午前9時~午前11時まで待つ」、「△△小学校の通用門の前で、午後3時~午後5時まで待つ」というように、具体的な場所と時間を決めておき、会えなければ翌日同じ場所で待つことを繰り返します。

こうしておくことで、何時間も何日も同じ場所で動かずに家族を待ち続けて疲弊するのを防ぐことができます。

食事やトイレを我慢することもありませんし、空き時間に情報を収集したり、支援物資を受け取ったりする時間もとれるようになります。

また、なかなか合流場所にたどり着けない人も、「一刻も早く行かないと、家族がずっと待っているに違いない。」と焦ることなく、「今日は間に合わなかったから、明日の合流時間にしよう。」というように、安全を第一に考えて行動しやすくなります。

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