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防災意識の高まりとスマートフォンの急激な普及の影響を受けて、企業、大学、自治体、個人などがこぞって防災アプリを開発し、次々と世に送り出しています。
平成28年度の防災アプリ大賞受賞で有名になった兵庫県立大学の「ハザードチェッカー」、Yahoo!JAPANの「Yahoo!防災速報」、NHKの「NHKニュース・防災」、NTTレゾナントの「goo防災アプリ」など有名な防災アプリだけでも数多く出回っており、無名なものも含めると数えきれません。
しかも、似たような機能を備えた防災アプリが多いため、どれを使えばよいのか迷ってしまいがちです。
この記事では、無料でダウンロードできる防災アプリの中から、災害発生時に実際に役立つアプリ5つについて紹介します。
無料防災アプリのおすすめ5つ
- Yahoo!防災速報
- goo防災アプリ
- 防災情報全国避難所ガイド
- ゆれくるコール
- らじるらじる
一つずつ詳しく見ていきましょう。
Yahoo!防災速報
Yahoo!防災速報とは、現在地や登録した地域の地震情報、津波予報、豪雨予想、避難情報などを速報する防災アプリです。
Yahoo!防災速報の特徴
- プッシュ通知
- タイムライン表示
- 12種類(2017年2月時点)の災害(防犯)情報を受信
- 複数地域の登録
- 詳細設定ができる
防災情報がプッシュ通知(自動的に情報を発信する仕組み)されるので、仕事や家事でニュースを見る暇がない時でも自動的に情報を得ることができます。
情報はタイムライン表示(情報を時間経過に沿って表示する方法)されるので、見逃しても後から確認することが可能です。
受信する情報は、地震情報、津波予報、豪雨予想など12種類あり、Yahoo!防災情報を開くだけで必要な情報がまとめて入手できます。
また、3つの地域を登録することができ、登録した地域の防災情報がまとめて通知されるので、自宅、実家、子どもの学校を登録しておけば、家族がいる地域の情報が一目で把握できます。
通知音の種類、音量、通知する時間帯などを細かく指定できるため、「夜間に通知が頻繁に届き、うるさくて眠れない。」といった問題もほとんどありません。
Yahoo!防災アプリを使用できる環境
- Android:4.0以上推奨(端末により異なります。)
- iOS:iOS8.0以降のiPhone、iPad、iPod touch
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goo防災アプリ
goo防災アプリとは、平時から災害発生時まで、防災に必要な情報や機能が一つに詰まった防災アプリです。
go0防災アプリは、国土地理院などが取り組む「防災アプリケーションの公募」において、優れた防災アプリに送られる「防災アプリ賞」を平成27年度に受賞しています。
goo防災アプリの特徴
- プッシュ通知
- 複数地域の登録
- Lアラート(防災情報共有システム)
- 安否の連絡・確認
- 防災マップ
- 充実した防災関連コンテンツ
- 4か国語に対応(自身の通知は日本語と英語のみ)
登録地域(最大3地域)の災害情報がプッシュ通知されるので、自ら災害情報を検索する手間が省けます。
災害発生時には、設定地域の自治体から発信される災害情報、避難指示や勧告、避難所開設情報などを受信することができます。
家族と離れ離れになった場合などには、「J-anpi~安否情報まとめて検索~」(goo防災アプリと同じ会社の安否確認システム)で安否情報の登録・検索や、位置情報を含めたメール送信も可能です。
goo防災アプリの防災マップは、標高に応じて避難所や公衆施設、避難経路などが地図上に表示されますし、事前に避難経路を登録したり、国土地理院の地図をダウンロードしたりしておく機能もあります。
また、平時に防災に関する知識を学習したり、災害発生時に応急手当や救急手当を行ったりするための情報コンテンツ(家庭の医学など)が充実しています。
さらに、日本語、英語、中国語、韓国語に対応(一部を除く)しているため、外国人でも手軽に利用で着るのも特徴と言えます。
goo防災アプリを使用できる環境
- Android:4.0.3以上
- iOS: iOS7.0以降のiPhone、iPad、iPod touch
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防災情報全国避難所ガイド
防災情報全国避難所ガイドとは、各地域の自治体が指定している避難所を表示する防災アプリです。
防災情報全国避難所ガイドの特徴
- 表示される避難所などは13万件以上(2017年2月時点)
- 最寄りの避難所とルートを表示
- Lアラート(防災情報共有システム)
- 安否登録・確認
このアプリで表示される避難所、避難場所などの数は13万件を超えており、位置情報サービスを利用して現在地を割り出し、そこから最寄りの避難所とルートが表示されます。
ルートは、徒歩や車など移動手段ごとに表示されるので、災害発生時の状況に応じて選択することができます。
Lアラートにより、災害発生時には、自治体が発信する災害情報、避難指示や勧告、避難所開設情報などを受信することも可能です。
また、安否登録・確認(検索)機能も備わっています。
防災情報全国避難所ガイドが使用できる環境
- Android:未対応
- iOS:iOS8.0以降のiPhone、iPad、iPod touch
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ゆれくるコール
ゆれくるコールとは緊急地震速報のプッシュ通知と地震の詳細情報を表示するアプリです。
ゆれくるコールの特徴
- 緊急地震速報のプッシュ通知
- 推定震度の表示
- 地震の詳細情報確認
- ゆれの共有
- 安否登録・検索
気象庁が発表する緊急地震速報がプッシュ通知されるので、ニュースを確認していなくても地震情報を迅速に知り、対応することができます。
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登録した地点の推定震度を地図上に表示する機能があり、自分のいる地点の周辺における自身の広がり方を視覚的に把握できますし、直近の10分間に限定されているものの、震源地や地震の詳しい情報を一覧表示することも可能です。
また、体感震度について、地図上にアイコンとテキストで投稿することができ、周辺にいる人と共有する機能も備わっています。
安否登録・検索機能もあり、地震に対する備えとしては一通りの機能が備わっていると言えます。
ゆれくるコールが使用できる環境
- Android:4.0以上
- iOS:未対応
らじるらじる
らじるらじるとは、インターネットでNHKのラジオ放送(ラジオ第1、ラジオ第2、FM)を提供するサービスのアプリ版です。
らじるらじるの特徴
- インターネットでラジオ(ラジオ第1、ラジオ第2、FM)が聞ける
通常のラジオ放送の場合、高層ビルの密集地域や山間部など電波の入りづらい地域や、夜間などの時間帯、屋内などで聞きづらいことがあります。
また、緊急な避難を余儀なくされてラジオを持ち出し忘れることも考えられます。
スマートフォンにらじるらじるをダウンロードしておくことで、ラジオなしでもインターネットを通して快適にラジオ放送を聞くことができます。
なお、民放のAM・FMを中心に聞きたい場合は、Radicoというアプリをダウンロードしましょう。
らじるらじるが使用できる環境
- Android:4.0以上
- iOS: iOS8.0以降のiPhone、iPad、iPod touch
Twitter、LINE、Facebook
この記事では、防災アプリに限定して紹介しましたが、災害発生時にはSNSも大きな力を発揮します。
特に、Twitter、LINE、Facebookは、災害発生時の連絡や安否確認、情報発信・収集など幅広く活用できます。
普段は使わないという人も、防災の一環としてダウンロードと初期設定を行っておきましょう。
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