防災の基礎知識

豪雨災害対策!集中豪雨の被害を抑える豪雨対策グッズと避難時期!

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豪雨災害 被害 対策

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近年、台風に伴う豪雨や局地的な集中豪雨による「豪雨災害」が頻発しており、甚大な人的・物的被害が出ています。

過去に例を見ないレベルの豪雨災害も起こっており、全国的に豪雨災害への対策を見直す必要性に迫られています。

しかし、豪雨災害を経験したことがない人の中には、「たかが雨だろう。」と軽く考えたり、「豪雨対策といっても、具体的に何をすれば良いの。」と悩んだりしている人が多いのが現状です。

この記事では、豪雨災害による被害と豪雨災害の被害を最小限に抑えるための対策(事前準備、豪雨対策グッズ、避難方法)について紹介します。

豪雨災害による被害

まず、豪雨災害がもたらす被害の概要を確認しておきましょう。

豪雨災害による主な被害は、以下のとおりです。

洪水 河川が増水・氾濫して、陸地が水没または水浸しになる現象
内水氾濫 下水道、側溝、排水路などの排水量を超える雨量により、陸地に水が溢れて水浸しになる現象
住宅浸水 洪水や内水氾濫により住宅が浸水すること
土砂災害 山崩れ 山腹や川底の石や土砂が、時速20~40km程度で下流へ押し流される現象
地すべり 斜面の一部または全部がゆっくりと下方へ移動する現象
がけ崩れ 急斜面やがけの地表に近い部分が緩んで崩れ落ちる現象
土石流 土砂が水と混ざって河川などに流れ込む現象
鉄砲水 突然、堰を切ったように急激に水が噴き出す現象

※スマホやタブレットで表の全体が表示されていない場合、表を横にスライドしてください。

その他、冠水期間が長引くことで農業被害が出たり、集中豪雨を原因である積乱雲が突風や竜巻、雷などを発生させて人的・物的被害を与えたりすることもあります。

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豪雨災害対策

では、豪雨災害対策を確認していきましょう。

豪雨災害対策:事前の備え

豪雨災害による被害を最小限に抑えるには、「自分や家族が豪雨災害に遭うかもしれない。」という可能性を踏まえて、きちんと備えることが大切です。

ハザードマップで住んでいる地域の危険度を確認

ハザードマップとは、自然災害による被害を予測し、災害の発生場所、被害の範囲や程度、避難経路や避難場所などが表記された地図です。

豪雨災害で確認しておきたいのは、洪水ハザードマップと土砂災害ハザードマップです。

名称 表記情報
洪水ハザードマップ 豪雨災害発生時に浸水が予想される範囲や浸水深、過去の浸水地域など
土砂災害ハザードマップ 土砂災害発生時に被害のおそれがある地域など

自治体によって名称が異なることがありますが、この記事では洪水ハザードマップで統一しています。

自治体が管轄地域の洪水ハザードマップを作成し、ウェブサイト上で閲覧できるようにしたり、紙版を担当窓口で交付したりしています。

また、国土交通省ハザードマップポータルサイトでも確認することができます。

いずれかの方法で住んでいる地域の洪水ハザードマップと土砂災害ハザードマップを確認し、豪雨が降った場合の危険度を把握してください。

また、避難経路や避難場所を確認し、できる限り家族で実際に避難場所まで行ってみることも大切です。

避難経路のポイントは、豪雨によって氾濫する危険がある河川や用水路、完遂するおそれのある道路面より低い道を避けることです。

災害関連情報の入手方法の確認

豪雨(大雨)が発生した場合、「住んでいる地域」の災害の危険度や今後の予想、避難情報などの正確な情報を迅速に入手し、避難の要否などを判断しなければなりません。

災害関連情報は、テレビやラジオなどでも入手できますが、比較的広い範囲の情報が多く、住んでいる地域の情報をピンポイントかつタイムリーに得ることは難しいものです。

そこで活用したいのが、防災アプリです。

防災アプリとは、豪雨(大雨)予想、防災気象情報、避難情報などの災害関連情報の配信などを受けることができるアプリです。

住んでいる地域を登録しておくことで、その地域の災害関連情報が自動的に配信されるものがあり、住んでいる地域の最新の情報を得ることができます。

災害情報メール配信を受け取ることができるアプリもあり、災害時の情報収集手段として重宝します。

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豪雨対策グッズの準備

一般的な防災グッズに加え、豪雨対策グッズ(防災グッズ)を備えておくことも大切です。

豪雨対策グッズとして備えておきたいのは、外出時の風雨を防ぐための雨具と、住宅の浸水対策用の土のうや止水板です。

豪雨対策グッズ:雨具

外出時に豪雨(大雨)に見舞われた場合に備えておきたい豪雨対策グッズは、以下のとおりです。

  • レインコート
  • レインシューズ(レインブーツ)
  • タオル
  • 防水ケース

レインコートは折り畳み傘でも代用できますが、台風の接近の影響による豪雨の場合は強く激しい風が伴うことが多いため、レインコートの方が役に立ちます。

防水ケースは、スマホなど災害関連情報の入手に必要な機器や貴重品を入れておくために備えておきます。

豪雨対策グッズ:土のうと止水板

土のう(どのう)とは、堤防などを築くための土を入れた袋です。

住宅浸水を防ぐ防災グッズの定番です。

吸水ポリマー性の吸水土のう袋なら、吸水前は100~200g前後で薄い段ボール状、吸水後は膨張して15kg前後の土のうに変わるため、保管スペースを取らず再利用も簡単です。

なお、地域内に土のうステーション(災害時に使用できる土のうが置いてある場所)が設置されていれば、自宅には土のうを備え置かず、豪雨発生前に土のうを取りに行くことでも問題ありません。

止水板とは、建物などに水が流れ込むのを食い止める目的で設置する板です。

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防災グッズの止水版は高額なので、テーブルやコタツの天板など豪雨災害発生時に止水板として利用する物を決めておく方法もあります。

なお、土のうや止水板を備えていなかった場合、以下の方法で「水のう」を作って代用することもできます。

  1. ゴミ袋を2枚重ねにする(破れないようにするため)
  2. ゴミ袋の中に水を入れる
  3. 空気を押し出してゴミ袋の口を縛る

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豪雨(大雨)情報に注意

天気予報で住んでいる地域に豪雨(大雨)が降ると予報された場合は、予想される日にちや時間、危険度などを注意深く確認しましょう。

その後、豪雨が過ぎ去るまでは、転校の変化に注意するとともに、住んでいる地域に気象警報や気象注意報、土砂災害警戒情報、避難情報などが出されていないかについて、こまめに確認してください。

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豪雨災害対策:豪雨災害発生時

実際に豪雨(大雨)が降り始めた後の対策を確認します。

安全な場所へ移動する

不要不急の外出は控え、すでに外出している場合は安全な屋内に入ることが大切です。

半地下や地下にいる場合は、一刻も早く地上に出て、できる限り高い場所に避難しましょう。

災害関連情報の確認

また、住んでいる地域や隣接地域の気象警報、土砂災害警戒情報、避難情報を逐一確認し、避難の要否を検討してください。

気象警報

気象庁は、災害のおそれのある現象が予想される数日前から気象情報などを発表し、その後、発生が予想される災害の危険度に応じて、原則として市区町村ごとに気象注意報、気象警報、特別警報を発表しています。

気象注意報 雨、風、雪などの現象が原因で、災害が起こるおそれがある時に発表
気象警報 雨、風、雪などの現象が原因で、「重大な」災害が起こるおそれがある時に発表
特別警報 雨、風、雪、地震、火山噴火、津波などの現象が原因で、重大な災害が起こるおそれが著しく大きい時に、最大限の警戒を呼び掛けるために発表

土砂災害警戒情報や避難情報と合わせ、避難するか否か判断してください。

土砂災害警戒情報

土砂災害警戒情報は、気象警報発表後に土砂災害発生の危険度がより一層高まった場合に、自治体と気象庁が共同で発表する情報です。

「警戒」という言葉を軽く受け取られがちですが、人命にかかわる土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況で発表される情報であり、一刻も早く避難を開始する必要があります。

避難情報

自治体は、防災気象情報を受けて、災害によって被害が生じる恐れが高い地域の住民に対して、その危険度に応じて避難準備・高齢者等避難開始、避難勧告、避難指示の避難情報を発令します。

避難準備・高齢者等避難開始 人的被害が生じる災害が発生するおそれがある場合
避難勧告 人的・物的被害が生じる災害が発生するおそれが高い場合
避難指示 人的・物的被害が生じる災害の危険が間近に迫っている場合

高齢者、妊婦、乳幼児を育てている親、障害のある人などは、避難準備・高齢者等避難開始が発令された段階で、それ以外の人は避難勧告が発令された段階で避難することになります。

避難時の対応

避難時には非常時持ち出し袋を持ち、豪雨対策用の雨具を着用して、あらかじめ確認しておいた避難経路で避難所へ向かいます。

避難経路が倒壊物などで通れなくなっている場合は、増水・氾濫した河川や用水路、冠水した道路、道路面より低い場所を通らずに済む新しい避難ルートを探してください。

豪雨災害は刻一刻と状況が変化するため、避難中もスマホなどでこまめに災害関連情報を確認しておきましょう。

避難が遅れたり、避難が困難であったりする場合は、家の中のできるだけ高い場所に移動し、がけや川から離れた位置で過ごすようにしてください。

住宅の対策

土のうや止水板で住宅の浸水対策を行います。

外部からの水の侵入を防ぐために玄関や勝手口に土のうや止水板を並べる他、逆流による浸水を防ぐために排水溝などの上に土のうを置いてください。

また、雨が強くなる前に、窓や雨戸を閉めて必要に応じて補強する、飛来物で窓ガラスが割れないよう飛散防止フィルムを貼る、風で飛びそうな物は屋内に格納するなどの対応も必要です。

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