ネット・SNS・アプリ

北朝鮮ミサイル発射情報をJアラートで受信する仕組みと方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
ミサイル発射 情報 速報 Jアラート

スポンサーリンク

最近、北朝鮮が頻繁にミサイルを発射するようになり、アジア情勢は一気に緊迫した雰囲気を帯びています。

それに伴って、ミサイル発射情報・速報がニュースなどで連日取り上げられ、多くの人がミサイル発射についての関心や不安を抱くようになっています。

ニュースなどでは、ミサイル発射から情報が届くまでに一定の時間がかかることから、ミサイル発射情報・速報を迅速に受信して避難や防災・減災に備えるために、Jアラート(全国瞬時警報システム)を利用する人が増えています。

しかし、「ミサイルが発射されたのにJアラートが鳴らない」という悩みを抱えている人もたくさんいるのが現状です。

この記事では、ミサイル発射情報・速報をJアラートで受信する仕組みや設定方法について紹介します。

北朝鮮のミサイル発射

北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は、以前から核開発やミサイル発射実験を繰り返していますが、ここ数年はその頻度が増えています。

北朝鮮のミサイル発射状況(2017年1月から9月15日まで)は、以下のとおりです。

  • 2月12日:弾道ミサイルが発射されて日本海に落下
  • 3月6日:ミサイル4発が発射され、うち1発が日本海上に、3発が日本の排他的経済水域に落下
  • 4月5日:弾道ミサイル1発が発射され、約60kmで落下
  • 4月16日:ミサイルを発射されるが、すぐに爆発(失敗)
  • 4月29日:ミサイルを発射されるが、すぐに爆発(失敗)
  • 5月14日:弾道ミサイルが発射され、日本海上に落下
  • 5月21日:弾道ミサイルが発射され、日本海上に落下
  • 5月29日:弾道ミサイルが発射され、日本の排他的経済水域に落下
  • 6月8日:弾道ミサイル数発が発射され、約200km飛行
  • 7月4日:弾道ミサイルが発射され、日本の排他的経済水域に落下
  • 7月28日:弾道ミサイルが発射され、日本の排他的経済水域に落下
  • 8月26日:短距離弾道ミサイル3発が発射され、うち2発が約250km非行
  • 8月29日:弾道ミサイルが発射され、日本上空を通過して太平洋上に落下
  • 9月15日:弾道ミサイルが発射され、日本上空を通過して太平洋上に落下

国際社会から北朝鮮に対する批判や圧力が厳しくなる中、2017年1月から9月までの間だけでも14度のミサイル発射実験が繰り返されています。

また、日本上空を通過しているミサイルもあり、いつ日本国内外に被害が出てもおかしくない緊迫した状況が続いています。

Jアラート(全国瞬時警報システム)とは

Jアラートとは、ミサイル発射などの緊急事態発生時に、その情報を国から個人へ瞬時に伝えるためのシステムです。

「全国瞬時警報システム(ぜんこくしゅんじけいほうしすてむ)」が正式名称で、Jアラート(じぇいあらーと、J-ALERT)が通称です。

Jアラートの最大の特徴は、緊急事態発生時に、避難や防災・減災などに関する情報を瞬時に伝えることで、これによって迅速かつ適切な避難や防災・減災を促します。

関連記事

Jアラートとは?音が鳴らない原因はスマホの設定?アプリ?

Jアラートがミサイル発射情報・速報を伝える流れ

Jアラートがミサイル発射情報などの有事情報や、津波などの自然災害の情報を伝える仕組みは、以下のとおりです。

  1. 緊急事態(自然災害や武力攻撃など)が発生
  2. 気象庁(津波情報、緊急地震速報など)や内閣官房(ミサイル発射を含む武力攻撃情報など)が情報を覚知
  3. 気象庁や内閣官房が覚知した情報を、消防庁へ送信する
  4. 消防庁の送信システムから通信衛星(SUPERBIRD2)へ情報を送信する
  5. 通信衛星から市町村の防災行政無線へ情報が送信される
  6. 市町村の防災行政無線、有線放送電話、緊急告知FMラジオが自動起動する
  7. サイレンが鳴る、防災無線などから緊急情報が伝えられる、スマホにエリアメールや緊急速報メールが配信される

引用:防災ノート

北朝鮮からミサイルが発射された場合、まず、政府が「ミサイルが日本の方向へ発射されたか否か。」を判断します。

ミサイルが日本の方向に発射されたと判断した場合は、その情報を内閣官房が総務省消防庁の送信システムを通して第一報「ミサイル発射。建物や地下に避難してください。」という情報を送信し、防災行政無線やメールなどによって個人へ伝達されます。

その後、政府がミサイルの軌道を追跡し、日本の領土や領海に落下する可能性がある場合は第二報「直ちに避難。ミサイルが落下する可能性があります。」が、ミサイルが落ちたと推定された場合は第三報「ミサイルが◯◯に落下した可能性があります。引き続き建物や地下に避難を続けてください。」が伝えられます。

日本上空を通過したり、日本の領海外に落下した場合は、そのことがJアラート情報として伝達されます。

Jアラートによるミサイル発射情報・速報でよくある誤解

Jアラートによるミサイル発射情報・速報について知っておきたいのが、以下の2つです。

  1. ミサイルが発射されたとしても、政府が「日本の方向に発射された」と判断しなければJアラートは利用されない
  2. Jアラートによって情報が伝達されるのは、防衛相が予測したミサイルの軌道の周辺地域に限られている

ミサイルが発射されたら必ずJアラートが鳴ると考えている人が少なからずいますが、誤解です。

「ニュースでミサイルが発射されたと報道されているのにJアラートが鳴らなかった。」という声をよく聞きますが、この場合、システムの不備やスマホの設定の問題などだけでなく、「ミサイルが日本に向けて発射されなかった」という可能性も考えられるのです。

また、Jアラートの情報は日本全国に伝達されるという誤解も少なくありません。

「北海道でJアラートが鳴ったという報道を見たけど、九州では鳴らなかった。」という場合、ミサイルの予測気道が北海道周辺で、同地域周辺にのみJアラート情報が伝達されたと考えられます。

一方で、「ミサイルの予測気道は北海道だったのに、東日本の各県にもJアラート情報が伝わった。」ということもあります。

これは、Jアラートによる第一報が、国民の避難時間確保のためスピードを重視しており、範囲を十分に絞り込む余裕がないことによるものです。

ミサイル発射情報・速報をJアラートで受信する方法

ミサイルの発射情報・速報をJアラートで受信する方法は、大きく分けると2つあります。

  • 防災行政無線
  • メール(エリアメール・緊急速報メール)

ミサイル発射情報・速報をJアラートで受信する方法1:防災行政無線

全国の市町村の庁舎などには、Jアラート受信機や防災行政無線などを自動起動する設備があります。

Jアラート情報を受信すると防災行政無線が自動で起動し、緊急時用のサイレンが流れた後に受診した情報をメッセージとして地域住民に伝えます。

市町村によっては、防災行政無線で伝達するメッセージを登録制のメールで配信しているところもあります。

ミサイル発射情報・速報をJアラートで受信する方法2:メール(エリアメール・緊急速報メール)

2014年4月以降、Jアラート情報の配信先として、ドコモのエリアメール、ソフトバンクやauの緊急速報メールが追加されたことにより、Jアラート情報を個人のスマホで受信できるようになりました。

ただし、全てのスマホで受信できるわけではないため、事前確認が必要です。

現在、ソフトバンク、au、ドコモで販売されているスマホの多くは、Jアラート情報を受信できますが、数年前に購入したスマホだと受信できないものもあります。

また、SIMフリースマホの場合、Jアラート情報を受信できないものも出回っています。

Jアラートを受信できるスマホの設定方法

Jアラートが受信できるスマホでも、受信する設定にしていないと受信できません。

iPhoneとアンドロイドスマホの設定方法は、以下のとおりです。

iPhone
  1. 設定アプリを起動する
  2. 通知をプッシュ
  3. 緊急速報をオンにする(通知画面をスクロールして一番下にある)
アンドロイド

アンドロイドスマホは、端末や契約キャリアによって設定方法が異なります。

そのため、ネット上で、各キャリアのエリアメール・緊急速報メール設定方法のページを確認し、設定する必要があります。

スポンサーリンク

引用:防災ノート

Jアラートを受信できないスマホの場合

持っているスマホがJアラートを受信できない仕様の場合、Jアラートを受信できるアプリをダウンロードすることになります。

Jアラートを受信できるアプリはたくさんありますが、中でも、消防庁が例示している「Yahoo!防災速報」が有名です。

「Yahoo!防災速報」は、無料防災アプリの一つで、現在地や登録した地域の自然災害や避難情報などを通知する機能があります。

Jアラートを受信できるスマホでもダウンロードできるので、防災対策としてダウンロードしている人も多くなっています。

関連記事

無料防災アプリのおすすめ5つ!Yahoo!やNHKアプリは便利?

スポンサーリンク