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災害時に最低限必要なものランキング!ある防災士が常備する防災グッズ

防災グッズ

防災ノートでは、防災グッズに関する記事をいくつも投稿していますが、いずれも、被災者やボランティア経験者、防災士仲間などの意見を踏まえて、掲載する防災グッズを厳選しています。

つまり、読者の皆様が実際に防災グッズを備えるときの参考になるよう、一般化した内容にしているのです。

しかし最近、読者の皆様から、「防災ノート運営委員会(私)が実際に備えている防災グッズを知りたい。」というご意見をいただくことが多くなってきました。

そこで今回は、ある防災士(私)が常備している防災グッズ、つまり、私が「災害発生時に最低限必要だろう。」と考えて常にカバンの中に入れている防災グッズについて、ランキング形式で書いていきます。

あくまでも私の個人的な考えに基づく選択であり、参考までに読むようにしてください。

実際に家庭で防災グッズを備える場合は、被災者などの意見を踏まえて執筆した以下の記事が参考になるはずです。

少し長めですが、自分や家族の命を守るための防災グッズについて詳しく解説しているため、これから防災グッズを備えようと思っている人は、読んでみてください。

防災グッズのおすすめリスト一覧!最低限の防災セットに手作りや100均はあり?

災害時に最低限必要な防災グッズ

防災ノートでは、防災グッズは「災害発生時に自分や家族の命を守るとともに、避難生活の支えとなるもの」と考えています。

この記事で書いていく「災害時に最低限必要な防災グッズ」は、災害発生直後の使用を想定して「自分や家族の命を守る」ために必要か否かという観点で選び、常備しています。

  1. 予備のメガネ
  2. スマホ
  3. スマホの充電器
  4. 非常食
  5. 軍手
  6. 防塵マスク
  7. 救急セット

ランキング1位:予備のメガネ

ド近眼なので、メガネがないと何もできません。

阪神・淡路大震災に被災した際、パニックになって布団から出た拍子に枕元に置いていたメガネを踏みつけて壊した上、予備のメガネがなく、何日もメガネなしで過ごすという経験をしました。

以降、普段使いのメガネが壊れたときに備えて予備のメガネを常備し、外出時だけでなく入浴時や就寝時も傍に置いており、ないと不安になります。

それだけ被災時に周囲が見えないことに強い恐怖と不安を感じたということです。

ランキング2位:スマホ

常に持ち歩いて使用している人にとっては、防災グッズとして備えるという感覚はないかもしれませんが、スマホは今や災害発生時の必需品です。

近年、災害発生時のネット活用が注目を集める中、00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)をはじめ、災害発生時に無料で利用できるWi-Fiサービスが展開されています。

その結果、災害によって契約通信キャリアのインフラが破損してもネットが使用できる機会が増え、ネットを介した情報収集や安否確認などが行えるようになってきています。

スマホは、多くの人が常備するアイテムである上、ネット環境さえあればネットニュースや防災アプリで情報収集ができ、家族や友人知人と連絡を取ることもできます。

また、SNSなどで被害状況を発信したりSOSを出したりすることもできますし、ラジオやライトの代わりにもなるなど、災害発生時に優れたパフォーマンスを発揮します。

私は、以下の防災アプリをダウンロードして災害発生時に備えています。

  • Yahoo!防災速報:自然災害速報の通知や速報希望地域の複数登録(3つ)などが便利
  • わが家の防災ナビ:家族の現在位置が共有でき、地図上で一目で分かる機能が秀逸(更新遅延の不満を踏まえても便利)
  • ゆれくるコール:地震発生時は、ユーザーが体感した震度をコメントし、共有できる「ゆれ体感」機能

※以前はgoo防災アプリ、防災情報全国避難所ガイド、らじるらじるなどをダウンロードしていたが、得られる情報などが上記アプリと重なるため削除

※現在は海外在住のため、日本滞在中に使用するスマホにダウンロードしている防災アプリのみ掲載

「水や非常食よりランキングが上なのか。」と思うかもしれませんが、災害発生直後に命を守るという観点からは、何より情報が大切だと考え、このランキングとしています。

ランキング3位:スマホの充電器

スマホは、「他の防災グッズでは替えが効かない」と言って差し支えないくらい、災害発生時に優れたパフォーマンスを発揮します。

しかし、数少ない課題の一つがバッテリーです。

情報収集や安否確認から時刻の確認までスマホ一つで済む分、何をするにもスマホを見てしまい、気がつくとバッテリーがなくなりかけているというのは、珍しいことではありません。

そのため、スマホを充電するための防災グッズは欠かせません。

私は、スマホ充電用の防災グッズを2種類、常備しています。

 

  • 乾電池式充電器:電池(長期保管可能)さえあれば充電不要で、他の機器にも使える

     

  • モバイルバッテリー:1度の充電でフルチャージできる(乾電池式の容量の小ささをカバー)

 

スマホの充電については、別の記事で詳しく解説しています。

「スマホの充電器を備えておきたい。」、「防災グッズに適した充電器とそうでない充電器を知りたい。」と思っている人は読んでみてください。

災害時のスマホ充電!スマホ充電器はソーラーより乾電池式が良い?

ランキング4位:水(500mlペットボトル1本)

成人の場合、気温や湿度、被災場所、体質などにもよりますが、通常は、半日から1日程度なら水を飲まなくても体調に大きな支障なく過ごすことができます。

そのため、メガネ、情報収集などに欠かせないスマホ、スマホの充電器に劣後して第4位としています。

ただし、当然ながら脱水症状などには気を使わなければならず、非常食やその他の防災グッズよりは上としました。

私は、災害備蓄水のペットボトル(500ml)を常備しています。

災害備蓄水(500mlペットボトル):1本

ランキング5位:非常食

水と同じく、食べる物も常備しておく必要があると考えています。

お腹が空いて頭が回らなくなると冷静な判断ができにくくなりますし、単純に元気もなくなります。

被災すると、心身ともに平時とは比較できないくらい疲弊するため、エネルギーの確保はとても重要です。

防災について講義する際は、「非常食」と明記された商品を紹介することもあるのですが、私自身は長年スニッカーズまたはカロリーメイトを非常食として常備しています。

理由は「大好物だから」です。

スニッカーズの方が好きなのですが、夏場は袋の中で溶けてしまうためカロリーメイトに変更します。

人間、非常時でも自分の好きな物を食べると、わずかでも嬉しく感じ、気持ちも和らぐものです。

そのため、常備する非常食には好物を選んでいるのです。

後付けですが、「普段からよく食べているため、自然にローリングストックができる。」という理由を挙げておくと、少しは説得力が上がるあるでしょうか。

スニッカーズ:2個

※夏場はカロリーメイト(プレーン):1箱

ランキング6位:軍手

散乱した家の中やがれきの山をかき分けて避難する場合に必要なのが、手袋です。

工事現場などで使用する特殊繊維製の手袋が理想であり、非常用持ち出し袋には備えているのですが、常備するにはかさばるため、普段は軍手を持ち歩いています。

通常の軍手だと掴んだ物が滑ることがあるため、滑り止め付きの軍手を備えています。

滑り止め付きの軍手:1組

スリッパ

防災グッズの記事では、緊急時用グッズに折り畳み式スリッパを入れておくよう勧めています。

地震の揺れなどで物が散乱した室内を安全に歩くために必要だからです。

しかし、自宅には玄関・リビング・寝室の枕元の3ヶ所にスリッパを備えてあること、自宅通路にはコンセント差し込み型の保安灯を設置していること、外出先では基本的に靴を履いていること、出張時の宿泊先ではホテルのスリッパを使用していることから、現在、スリッパは持ち歩いていません。

ランキング7位:防塵マスク

災害発生時は、建物の倒壊などで発生した多量の粉塵の中を避難しなければならず、健康リスクを考えると防塵マスクは準備しておくべきと考えます。

私の場合、幼少時から気管支が弱く、日本に住んでいた頃は平時からマスクを着用することが多かったため、災害発生時の粉塵に耐えられないだろうと考えて常備するようにしています。

また、防塵マスクは避難所での感染症予防にも使用できるため、避難所生活を見越して多めに備えています。

防塵マスク:5枚

ランキング8位:救急セット

被災時や避難時に負った軽傷の応急手当てをするための小型救急セット(ファーストエイドセット)も持ち歩いています。

救急セットについては、市販の商品を何種類か購入してみて、使い勝手がよさそうなものをカバンに入れています。

救急セットの中身は、以下のとおりです。

  • 救急バッグ
  • ハサミ:1本
  • ピンセット:1本
  • ガーゼ:2枚
  • 包帯:2巻(幅が違う)
  • バンドエイド:5枚
  • アルコール含浸布:10枚

ランキング外:痛み止め

私の場合、頭痛持ちなので、痛み止めも欠かせません。

特に、被災直後の現場視察など強いストレスを感じる状況下では、何も考えられないくらいの頭痛に襲われることが多く、1週間分は常に備えています。

痛み止め:1週間分

付言

いかがでしたか。

ランキング1位に予備のメガネがランクインしており、冒頭から驚かれたかもしれません。

しかし、この記事で書いたのが、私が自分の命を守るために常備している、「私の私による私のための防災グッズ」です。

その大半は、冒頭にリンクを貼った防災グッズの紹介記事にも書いていますが、緊急時用グッズに入れるよう勧めていたり、緊急時持ち出し袋に備えるよう書いていたりと優先順位は異なります。

私にとって予備のメガネは何より大切な防災グッズですが、目が良い人にとっては不要であるように、災害発生時における個人のニーズは一人ひとり異なるからです。

繰り返しになりますが、この記事の内容はあくまで私の防災グッズの紹介であり、実際に防災グッズを備える場合は、自分や家族のニーズをよく考えて買い揃えるようにしてください。

なお、現在は海外で生活しているのですが、日本にはない防災グッズや防災週間があり、非常に興味深いです。

いずれ、海外の防災事情についても書く機会があれば良いなと思っています。

個人的な内容の記事なのに、思ったより長くなってしまいました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。