防災の基礎知識

ローリングストック法とは?メリットとデメリット、備蓄食品のリスト

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ローリングストックとは 食品 リスト

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災害時に備えて食料などを備蓄しておくことは、とても大切なことです。

しかし、いつ起こるか分からない災害のために大量の食品を備蓄しておくことは、モチベーション、費用、保管場所など様々な要因からハードルが高いものです。

また、そうしたハードルを乗り越えて備蓄品を購入したとしても、物置などにしまい込んで保管場所を忘れたり、知らないうちに消費期限を切らしたりして、災害発生時に活用できないことも少なくありません。

こうした災害備蓄品に関する課題を解決する方法として注目を集めているのが、ローリングストック法です。

ローリングストック法とは、どのような方法で、何をどのように備蓄しておくのでしょうか?

この記事では、ローリングストック法の概要、ローリングストックしておきたい食品などのリストについて紹介します。

ローリングストック法とは

ローリングストック法とは、災害発生時に備えて、①普段から食品などを少し多めに購入し、②使った分だけ買い足すことで、③常に一定量の食品などを家庭に備蓄しておくという方法です。

従来の災害備蓄品が「①災害発生時のために災害時専用の食品などを購入し、②使わずに備蓄しておく」のに対して、ローリングストック法では、普段の生活の中で使う食品などの購入、消費を繰り返しながら常に一定量を備蓄しておきます。

ローリングストック法は、従来の災害備蓄で課題とされていた、動機づけのハードルの高さ、費用、保管場所、管理の大変さなどを解決する方法として、全国で積極的に取り入れられています。

ローリングストック法の例

例えば、1ヶ月に1度、5kgのお米を1袋購入していた場合、1度に2袋購入するようにします。

そして、1袋がなくなったら新しく1袋購入し、先に購入した袋を先に開け、なくなったらもう一袋購入するということを繰り返します。

ローリングストック法は、食品の備蓄について紹介されることが多いですが、日用品でも応用することができます。

ローリングストック法のメリットとデメリット

ローリングストック法は、メリットばかりが注目されがちですが、デメリットもあります。

ローリングストック法のメリット

まずは、ローリングストック法のメリットです。

  • 備蓄に対するハードルが低い
  • 保管場所を忘れない
  • 消費期限を切らすことが少ない
  • 災害発生時でも、平時に近い生活が送れる

ローリングストック法のメリット1:備蓄に対するハードルが低い

ローリングストック法では、普段の生活で使う物を少し多めに購入し、使った分だけ購入して、常に一定量を備蓄しておきます。

購入した生活の中で使うので「もったいない」という感覚が生まれず、備蓄品の定期的な管理や入替えも必要ないので、無理なく続けることができます。

ローリングストック法のメリット2:保管場所を忘れない

通常の災害備蓄品は、購入したまま放置してしまい、災害発生時に保管場所を思い出せず持ち出せないことがあります。

しかし、ローリングストック法では、「備蓄品=普段の生活で使う物」なので、保管場所を忘れるということはほとんどありません。

ローリングストック法のメリット3:消費期限を切らすことが少ない

ローリングストック法では、通常の災害備蓄品のように購入したまま放置することがありません。

そのため、気がついたら消費期限が切れていたということは少ないものです。

ローリングストック法のメリット4:災害発生時でも、平時に近い生活が送れる

ローリングストック法で備蓄するのは、普段の生活で使う物なので、災害発生時でも平時と同じ食品を食べ、同じ日用品を使うことができます。

ローリングストック法のデメリット

ローリングストック法は、従来の災害備蓄の課題を解決するために考案された方法で、すでに紹介したようにメリットが多いものですが、一方でデメリットもあります。

  • 食品や日用品以外は備蓄しにくい
  • 備蓄品の使用順序を間違えることがある
  • 備蓄した食品が災害時に食べられないことがある

ローリングストック法のデメリット1:食品や日用品以外は備蓄しにくい

ローリングストック法は、普段の生活で使う食品などの購入・消費を繰り返すことで、常に一定量を備蓄し、備蓄することのハードルを下げたり、保管場所や消費期限の課題を解決する方法です。

一方で、災害発生時には、普段の生活ではあまり使わないけれど必要になる物があります。

例えば、携帯式トイレ(非常用)や水タンクなどは、平時には使う機会がありませんが、災害発生時には重要な物です。

ローリングストック法では、災害発生時限定で役立つ物を備蓄することは難しいですし、ローリングストック法を実践していることで安心し、それ以外の備えを怠ってしまうこともあります。

ローリングストック法のデメリット2:備蓄品の使用順序を間違えることがある

通常、ローリングストック法では、購入した物を古い物から順番に使い、新しい物が常に一定量備蓄された状態を維持します。

しかし、使用順序を気にせず使ってしまい、災害発生時に消費期限が切れた物が残ってしまうという事例が少なくありません。

ローリングストック法のデメリット3:備蓄した食品が災害時に食べられないことがある

防災グッズに入っている非常食などは、電気、ガス、水道が止まった状況下でも食べることができます。

しかし、ローリングストック法で備蓄した食品は、災害発生時には、調理する設備がなく、食べることができないことがあります。

ローリングストック法のポイント

ローリングストック法のメリットとデメリットを踏まえ、ローリングストック法を実践する場合のポイントは、以下のとおりです。

  • 使用順序を決めておく
  • 災害時を想定して食品などを選ぶ
  • 災害発生時限定で必要な物は別途準備する

ローリングストック法のポイント1:使用順序を決めておく

ローリングストック法では、購入した物を古い物から順番に使用すると決めておくことが大切です。

手あたり次第に使ってしまうと、デメリットで紹介したように、災害発生時に消費期限が切れた物が残ってしまうことになりかねません。

ローリングストック法のポイント2:災害時を想定して食品などを選ぶ

災害発生時には、電気、ガス、水道などのライフラインが使用できなくなることが想定されます。

そのため、ローリングストックを実践する場合でも、災害発生時のライフラインが途絶える可能性を踏まえて食品などを選ぶ意識を持っておきましょう。

ローリングストック法のポイント3:災害発生時限定で必要な物は別途準備する

ローリングストック法で備えるのは、食品や日用品が中心です。

災害発生時に必要になる物は、別途準備しておくようにしましょう。

特に、カセットコンロを準備しておくと、ローリングストックした食品を調理するのに役立ちます。

また、食品や日用品についても、普段の生活で使う物以外に、非常食なども一定量は備蓄しておくと安心です。

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ローリングストックで備蓄しておきたい食品のリスト

ローリングストックしておきたい食品のリストです。

ストックする量として推奨されているのは4日分です。

紹介しているのは一般的な食品なので、目安程度に考え、各家庭の食生活などに応じてストックする食品を決めてください。

  • 缶詰(サバ缶、サンマ缶、ツナ缶、フルーツ缶など)
  • インスタント麺
  • レトルト食品(カレー、おかゆなど)
  • 栄養食品(カロリーメイトなど)
  • 甘い物(ようかんなど)
  • 野菜・果物(冷凍保存、ドライフルーツなど)

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