ホワイトアウト現象とは?雪害による車の事故に備えるには?

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ホワイトアウト

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ホワイトアウト現象は、雪害の一つで、交通事故などを引き起こす原因となるものです。

この記事では、ホワイトアウト現象の概要、起こりやすい状況、影響、対応について紹介します。

ホワイトアウト現象とは

ホワイトアウト現象とは、雪などの影響で視界が真っ白になり、周囲の人や物、高度、方向、地形の起伏などが識別できなくなる現象です。

視界の全てが真っ白になって何も見えなくなることから、「白い闇」と呼ばれることもあります。

ホワイトアウト発生時の視程(肉眼で人や物を確認することができる距離)は、平時と比較して極端に小さくなり、車の運転時には重大な事故を起こすリスクが高くなります。

ホワイトアウトは、雪山や山間部で発生しやすいと思われがちですが、毎年、平地でも発生が確認されています。

ホワイトアウトと視程障害

ホワイトアウトは、雪などが影響で起こる視程障害です。

視程障害とは、視程が平時より小さくなり、周囲が見えづらくなった状態のことです。

視程障害は、空気中の浮遊物に光が散乱、吸収、反射されることで目に届く光の量が少なくなって起こります。

私たちの目が人や物を識別するには、それらのコントラストを目で知覚する必要がありますが、雪などの影響で道路、標識、周囲の景色と区別がつきにくくなると、視程が平時よりも悪化してしまいます。

ホワイトアウト現象が起こりやすい状況

ホワイトアウト現象が起こりやすい状況は、大きく3つに分類されます。

吹雪や地吹雪の影響

吹雪や地吹雪の影響で舞い上がる雪が視界を遮ることで、ホワイトアウトが起こります。

降り積もった雪だけでなく、降っている雪も一緒に舞い上がって視界を遮ります。

風が弱いまたは無風状態における多量の降雪

風が弱いまたは無風状態で多量の雪が降ると、雪そのものが視界を遮ります。

また、降雪や積雪に太陽光が反射してホワイトアウトが起こることもあります。

雪表面の拡散反射

雪表面や雲に太陽光が乱反射し、視界が極端に悪化することもあります。

降雪がなく、ごく近くの視界は良好ですが、少し先は真っ白で何も見えなくなるのが特徴です。

霧によるホワイトアウト現象

通常、ホワイトアウトは降雪や積雪の影響で起こる現象を指して使用されています。

しかし、霧の影響で視界が極端に悪化した状態をホワイトアウトと呼ぶこともあります。

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ホワイトアウト現象による影響

ホワイトアウトが発生すると、視界が真っ白になって何も見えなくなります。

車を運転中にホワイトアウトになると、前方車両や信号、停止線、標識などが見えずに追突、ガードレールへの衝突、転落などの事故が発生しやすくなります。

また、渋滞、立ち往生、通行止めなどによって交通麻痺が起こることもあります。

ホワイトアウト現象による被害

ホワイトアウト現象による被害としては、2013年3月に発生した暴風雪のことを覚えている人が多いでしょう。

2013年3月1日~3日、北海道で暴風雪が発生し、その影響でホワイトアウトや吹き溜まりが発生して9人の方が亡くなりました。

当時は、ホワイトアウトの影響で吹き溜まりに車を衝突させた後、娘と一緒に避難しようとして最終的に娘の命をかばって亡くなった男性のことがニュースなどで報道されていました。

ホワイトアウト現象の対応

ホワイトアウト現象が発生した場合の対応は、歩行中か車の運転中かによって異なります。

歩行時の対応

歩行時にホワイトアウト現象が発生した場合、早急に最寄りの安全な建物の中に避難し、ホワイトアウトが治まるまで待機することが大切です。

雪は、降りやんだと思ったら急に再び降り始めることもあるため、気象情報や避難情報を逐一確認し、安全を確認してから外へ出るようにしてください。

なお、自転車やバイクを運転中の場合も、歩行中と同様に対応するのが基本です。

車の運転中の対応

車の運転中であった場合は、深刻な事故の発生を防ぐために、以下の対応を徹底してください。

安全を確認して路肩へ停車する

ホワイトアウトが発生したら、安全を第一に考えて、周囲の安全を確認した上で車を路肩へ停車させ、視程が改善するまで待機します。

避ける必要があるのは、道路上で停車することとt、急停車することです。

道路上に停車したり急停車したりすると、後続車両が気づかず衝突してくるリスクが高いため、停車する場合は路側帯など安全な場所を見つけた上で、緩やかにスピードを落としてください。

ライトとハザードランプを点灯する

ホワイトアウト発生時は、自分だけでなく対向車、前方車両、後続車両の運転手や歩行者なども同じ状況に置かれていると考えて行動する必要があります。

そのため、周囲に自分の存在を知らせるために、ライトとハザードランプを点灯させます。

車速を落として車間距離を十分に確保する

走行と続ける場合は、追突や衝突のリスクを低くするため、車のスピードを落として車間距離を十分に確保します。

ライトとハザードランプは点灯しておきます。

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対向車が巻き上げる雪煙に注意

ただでさえ視界が極端に悪くなっているところ、対向車が巻き上げる雪煙でさらに視界が悪化することがあります。

特に、大型車両とすれ違うときの雪煙は視界への影響が大きいため、減速するとともに、高速のワイパーで雪煙を除けることが大切です。

【参考】

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