災害を知って、備えて、生き抜く!

地盤サポートマップforU(無料)とは?得られる情報と使い方は?

地盤サポートマップ

防災の基本は、安全な土地に住むことです。

しかし、不動産の広告には土地の安全性に関する記載はありませんし、地盤の強度、液状化や浸水の可能性などは地上から確認することは困難です。

地盤サポートマップforUは、地盤の強度など安全な土地探しに役立つ情報を閲覧できるツールです。

この記事では、地盤サポートマップforUの概要と使い方について解説します。

地盤サポートマップforUとは

地盤サポートマップforUとは、ジャパンホームシールド株式会社が提供する、地盤情報や自然災害のリスク、生活情報などをネット上の地図で閲覧できる無料公開サービスです。

ジャパンホームシールド株式会社が過去に実施した地盤調査データを閲覧することができ、安全な土地を探すために役立つ情報が得られます。

事前登録がいらず、知りたい場所の住所を入力するだけで情報が得られる上、ネット環境があればパソコンでもスマホでも閲覧できます。

ジャパンホームシールド株式会社とは

ジャパンホームシールド株式会社とは、地盤調査及び関連業務、地盤補強業務、測量業務、建物検査業務などを行う会社です。

1990年の創業以来、地盤調査などの業務で実績を積み重ね、その調査結果を活用して地盤サポートマップforUを運用しています。

地盤サポートマップで得られる情報

地盤サポートマップで得られる情報は、以下のとおりです。

得られる情報 具体例
基本情報 住所、地形、地質、標高など
生活情報 最寄り駅までの距離、一日の平均乗降客数、最寄りバス停までの距離、公園までの距離、避難所までの距離など
防災情報 地震時の揺れやすさ、液状化の可能性、浸水の可能性、土砂災害の可能性など

地盤サポートマップforUの使い方

地盤サポートマップ

出典:地盤サポートマップ

地盤サポートマップforUの使い方は、以下のとおりです。

  1. 地盤サポートマップforUのサイトにアクセス
  2. 画面上部の「住所検索」に、地盤情報を得たい地域の住所を入力する
  3. 「検索ボタン」をクリック(タップ)
  4. 「レポートを作成する」をクリック(タップ)
  5. PDFファイルをダウンロード

選択できる項目

地盤サポートマップforUでは、以下の項目を選択して地図上に表示させることができます。

地耐力、地震時の揺れやすさ、最新の航空写真、一日平均駅乗降者数、小学校区、中学校区、都市公園、医療施設、バス停留所、用途地域など(地域によって表示されないこともある)

地盤の強度に関して重要なのは、地耐力と地震時の揺れやすさです。

地耐力とは

地耐力とは、ジャパンホームシールド株式会社が、過去に解析した地盤の評価結果です。

地盤サポートマップ上は、4段階(強い地盤、やや強い地盤、普通の地盤、弱い地盤)で色分けして表示されます。

強い地盤 重い住宅(鉄筋コンクリート造、鉄骨造など)を支えることができると評価された地盤
やや強い地盤 やや重い住宅(鉄骨造や3階建など)を支えることができると評価された地盤
普通の地盤 軽い住宅(木造住宅など)を支えることができると評価された地盤
弱い地盤 地盤対策が必要だと評価された地盤

なお、調査時点の評価であり、その後の開発や災害などの影響で変化している可能性があることには注意する必要があります。

地震時の揺れやすさとは

地盤の揺れやすさとは、地震動(地震の揺れ)が増幅しやすい場所か増幅しにくい場所かについて、土地の地形から判断されたものです。

地盤サポートマップ上は10段階で色分けして表示されます。

地盤サポートマップ以外の安全な土地の探し方

安全な土地を探す方法は、地盤サポートマップの活用以外にも複数あります。

ハザードマップを確認

ハザードマップとは、災害発生時の被害予測に基づいて、災害の発生地点、被害の拡大範囲や程度、避難場所や避難経路などの防災関連情報を表示した地図です。

各自治体が作成して紙版を無料配布している他、自治体のウェブサイトや国土交通省ハザードマップポータルサイトで閲覧することもできます。

各種災害ハザードマップを確認すれば、住んでいる地域で起こりやすい災害や被害の範囲・程度などが一目でわかります。

過去の地図と現在の地図を比較する

例えば、海、川、池、田んぼなどが埋め立てられたり、斜面が盛り土されたりした造成地は、昔から陸地であった土地より地盤が弱く、地震動によって様々な被害が出るリスクが高くなっています。

現在の地図には過去の地形が表示されていないため、過去の地図と現在の地図を比較し、昔から陸地であったかどうかを確認することが大切です。

地形図を確認する

昔から陸地であっても、相対的に周囲の土地より低い位置にある場合、周囲から水が流れ込んで地盤が弱りやすく、水没や浸水のリスクがあります。

そのため、地形図を見て土地の高低についても確認しておく必要があります。

安全な土地の探し方については、別の記事で詳しく解説しています。

防災の基本は安全な土地探し!ハザードマップで危険を判断?

【参考】